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豊かな生活
2017-01-17

建売住宅とどう違う!? 注文住宅を建てるときの「お金」の話

建売住宅と比べて、自分のこだわりのとおりに住まいをつくり上げることができるのが注文住宅の魅力。でもその分、こだわればこだわるほど、費用がかさんでしまうのも事実です。「注文住宅にしよう!」と思い立ったならば、まずはそれにかかる「お金」についても知識を深めることが大切。今回は、注文住宅を建築する際の費用について考えてみました。

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立地重視か建物重視かで配分を決める

まず注文住宅の建築において、建売住宅と大きく異なるのは、土地と建物をバラバラに購入するという点です。すでに自分の土地があり、そこに住宅を建てるという場合には考える必要はありませんが、土地探しからというケースでは「土地を購入→建物を建築」という流れになります。

全体予算から土地と建物にかける費用の配分を決めるところからのスタートという人が多いでしょう。建物よりも立地や交通アクセス、環境などを重視するのであれば、土地に重きを置いた配分に。躯体や仕様、デザインにこだわりたい場合には建物に重きを置いた配分になります。その予算の割り振りが可能なのも、注文住宅の大きな利点の一つといえるでしょう。

また土地の購入で気をつけなければならないのは、場合によっては建築時に土地そのものの金額以外の費用が発生する点です。例えば、建築しようと思っている土地にすでに建築物があり、それを解体するためにかかる「解体費用」、地盤が弱く変形してしまう可能性がある土地では、建築前に地盤を改良する「地盤改良費」などが必要になります。これらも考慮に入れた予算設定をしなければなりません。

また支払い方法も、土地を購入してから建物を建てる注文住宅では、契約時に土地の手付金や仲介手数料や印紙代などの諸費用を支払い、残りを引渡し直前に支払うことがあります。この場合、土地と建物のローンを一緒に組むことができないときには、自己資金が必要になったり、土地代のためだけの「つなぎ融資」を利用しなければならないかもしれません。いずれにせよ、支払い方法については事前に確認する必要があります。

メリハリをつけた予算配分を考える

建物の費用は基本的に「本体工事価格」「設計費」「付帯工事費」「諸費用」によって構成されています。基礎から構造、設備機器、内装、外装など、建物本体をつくり上げるための費用が本体工事価格、住み手の希望を考慮してデザインし、図面をつくる費用が設計費、電気工事やガス工事、外構費用などが付帯工事費、登記手数料・ローン保証料・火災保険料・各種税金などが諸費用となります(設計費は、業者によっては本体工事価格に含まれていることもあります)。

ちなみに、宣伝などでよく耳にする「坪単価〇〇万円」という表現は、本体工事価格を延床面積で割った数字。つまりその他の費用を含んだものではないので注意が必要です。
実際には、付帯工事費が総建物費用の20%程度、諸費用が10%程度かかり、建物にかかる全体費用は本体工事費の1.5倍程度となると言われています。(もちろん希望や施工業者により異なります)。

建物を希望通りのデザインや仕様にすることができるのが注文住宅の良いところですが、その希望が多ければ多いほど、難しければ難しいほど費用がかさむことは容易に想像できます。予算があるというケースは別ですが、限られた予算内で抑えなければならない場合は、どの部分にこだわり、費用を割くのかを決めることも必要。逆に言うと「あまりコストをかけなくてもいいかな」、という部分で削減を図ることが大切です。
例えば、家族が一番長い時間を過ごし、来客の目にも触れるリビング・ダイニング・キッチンにはこだわり、妥協しない空間づくりを。その分、寝室、子ども部屋、トイレなどの内装はシンプルにしてコストカットをするなどの工夫ができるかもしれません。

また「建物の形状を凹凸の少ない箱型などシンプルなものにする」「構造材、仕上げ材などを統一し、材料費のロスを減らす」「屋根の形状をシンプルにする」「水廻りをまとめて、給排水管等の設備節約をする」「外構など、自分でできる工事を自分で行う」「間仕切りや建具を少なくする」など、他にもさまざまなコスト削減の方法はあります。建築を依頼する会社と相談しながら、臨機応変に対応していくことが節約につながります。

「注文住宅は高い!」という固定概念を持つ人も多いでしょうが、それを自分次第でコントロールできるのが注文住宅の魅力でもあります。「何にどれだけ費用がかかるのか」という知識を持ち、自分で予算を完璧に把握しておけば、希望を叶えながらも細かなコスト削減を図ることができるのです。まずはイメージをしっかり持ち、計画的に進めることで、夢のマイホーム(注文住宅)へ一歩近づくかもしれません。