LifeDesign Lab

Life-Plan
豊かな生活
2017-07-18

人が集まる賑やかな住まい!
ホームパーティーがしたくなる家づくり

「人が集まる家」というのは、それだけで家族の生活の充実度や住まいの完成度を感じさせます。交わす会話、提供する料理といった要素と並び、居心地の良い空間というのは、お客様へのおもてなしの一つであるといえるでしょう。その主役となるのは、やはりリビングルーム。日本の住宅事情では、海外ドラマに出てくるような広さのスペースを用意するのは難しいですが、設計の工夫次第でお客様がよりリラックスできるような仕様にすることは可能です。

リビングを広く見せる工夫

最近「リビ充」という言葉がよく使われているように、家を建てる際にはリビングをもっとも充実させたいという要望をもつ人が増えています。リビングは家族団欒の空間であり、お客様をもてなすための空間でもあります。「居心地の良さ」をポイントに、注文住宅でもこだわってつくっていきましょう。

まずは「広さ」。広い敷地があれば設計の自由度は高まりますが、そんな恵まれた条件で住まいづくりができる家族は少数派。であれば、実際の広さよりも「広く感じさせる」ことを目指すのが大切です。

例えば、空間を上方向に広げる工夫。天井を高くしたり、吹き抜けにしたりすることで、平面の広さに立体的なゆとりが加わります。視線の上からの明るさも取り込めるので、広さに与える視覚的効果は増します。
難点は熱効率の悪さ。やはり吹き抜けの家は「オシャレだけど、冬は寒い…」というイメージを持つ人も少なくないでしょう。しかし最近の建築では、断熱材の高性能化や、「パッシブデザイン」と呼ばれる自然の光、熱、風といった要素を採り入れた空間設計により、以前ほどその欠点は気にならなくなっています。短絡的な判断で諦めるにはもったいないので、まずは建築家に相談することをお勧めします。

また視界を遮るものを少なくするために、なるべく間仕切りを減らし、スペース同士をくっつけることも重要。リビングとダイニング・キッチンを一体化させることはもちろんのこと、リビングと同じ高さのウッドデッキをつくって内と外の空間の一体感を出す、可変式の引き戸で仕切った和室をリビングとつなげるというアイデアも有効です。リビングとつながった和室は、パーティーの間の子供用のスペースにしたり、少し酔ったときのごろ寝スペースにしたりと、使い勝手の意味でもお勧めの空間です。

家族とお客様のスペースを分ける

ホームパーティーがしたくなる住まいでは、お客様を招いたシチュエーションを想定すると同時に、家族のプライベートを守ることも考えなければなりません。お客様には見せたくない、踏み入れて欲しくないスペースも当然あるわけですから、そこはきっちりと分けるべきでしょう。

まずは収納。キッチンには、食材や調理器具を“隠して”収納できるパントリーが欲しいところです。これでキッチンの雑然とした生活感は大きく解消されます。
玄関にはシューズ・イン・クローゼットを設け、家族の生活用品が目につかない状態でたくさん収納できるようにしましょう。またお客様はシューズ・イン・クローゼットを通らず、玄関からリビングに直接行けるような動線の工夫も大切です。
あえてお客様に「見せる」ための収納を設けることもポイント。リビングの壁一面にロッカー式の収納棚を設けてはいかがでしょう。

パブリックとプライベート空間の区分けという意味では、洗面室やトイレといったスペースは家族用と来客用に分けたいところですが、広さや配管などの都合上難しい場合がほとんど。そんな状況でも、入り口付近やトイレの脇に小さな手洗い場を設けるだけで使い勝手は大きく向上します。パーティーの日以外でも、子供が外から帰ったときの手洗い習慣をつける意味でも役に立ちます。

ほかにも、なるべく収納や水回りの前を通らずにリビングに行くことができる動線の工夫など、家族もお客様も快適に時間を過ごすためのアイデアはまだまだあるはずです。いろいろな情報源を参考にしながら、楽しんでプランニングしてみてはいかがでしょうか。