LifeDesign Lab

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間取りを考える
2017-05-09

いつも美しい環境を保ちたい!
注文住宅で片付けのしやすい住まいに

さまざまな目的をもって自分好みの間取りを考えることができるのが注文住宅。スタイリッシュで美しい空間にデザインすることはもとより、家族のライフスタイルに合わせて使いやすい住まいに仕上げることができるのも魅力です。「片付けのしやすさ」もその要素のひとつ。収納や掃除の流れを考えて、家そのものを常に整理された状態にキープできるようなカタチにするには、どんなことを重視すればよいのでしょうか。注文住宅における「片付けが楽な間取り」を考えてみましょう。

使う状況で収納の場所を決める

「片付けが楽な間取り」を考えるうえでまず重要なのが、収納のあり方です。リビングなどの共有空間にはなるべく物を置かず、サッと掃除道具を出して片付けられるような収納があると便利かもしれません。そんな収納にするためにはその大きさもさることながら、収納スペースの場所を考えるとよいでしょう。
ウォーク・イン・クロゼットのような、広い収納をドンと設けることも有効ですが、日常的にきれいな空間を保つという目的においては、各部屋に目的に応じた使いやすい収納をデザインすることも大切です。

例えばリビング。ここで一番散らかりやすいのは洋服ではないでしょうか。特に冬の間は、寒い外から帰ってきて暖かなリビングに駆け込み、一息ついてからコートを脱ぐというような行動になりがちです。「後で片付けよう」と思っていても、ソファーの上に無造作に置かれたコートの上にまた別の人が脱いだコートが重なり…という具合に、だんだんとリビング空間の中に服が増えていくのです。
これを防ぐには、洋服用の収納スペースをリビングの中につくることです。やはり人間は、なるべくなら楽をしたいと思ってしまいがち。「後で自分の部屋のクロゼットに片付けよう」ということが、リビングで一度落ち着いてしまうと面倒になってしまうのです。その思考を考慮にいれ、リビングに扉付きのクロゼットを配置します。家族分+αのコートがかけられるスペースで良いので、あまり広い面積は必要ないかもしれません。

子供部屋も散らかりやすい場所のひとつ。「遊んだおもちゃは片付けなさい!」と叱ったところで、なかなかその通りにしてくれないのが子供です。
これを解決するのであれば、「遊び場+収納スペース」という空間を設けてあげるのが有効です。多少散らかったとしても目につかず、子供が自由に遊べる空間にするために、子供部屋の上部にロフトをつけてあげてはいかがでしょうか。
子供の持ち物はカラフルなものや形が個性的なものが多く、うまく収納したとしても煩雑に見えてしまう傾向にあります。それをあまり目立たせず、勉強する環境や寝床をスッキリ保つために、高さで「楽しい」と「落ち着く」という空間を分けてしまうのです。お友達が遊びにきたときでも、秘密基地の感覚で、子供同士ロフトで過ごしてくれるという効果もあります。

家事動線を考えたレイアウト

収納の工夫に加えて「掃除のしやすさ」も片付けが楽な空間づくりには重要です。掃除の動線を考えて、空間設計を行うようにしましょう。

例えばリビング・ダイニング・キッチンとバス・洗面室などの水回りを回遊できる配置にしてみるという方法も。一番使用頻度が高く、汚れやすい空間をつないで、一気に掃除機がかけられるようにするのです。掃除の間に移動する距離が短くなるので、家事の時短にも一役買うレイアウトになります。

掃除のしやすさでは、なるべく凹凸の少ない空間にすることも大きなポイント。統制のとれていない家具を置くことで部屋の凹凸は増えてしまいますので、住まいづくりをする段階から造り付けの家具を計画的に配置することをオススメします。
幅や高さも自分の好みに合わせて考えて、掃除機が入りやすい、コンセントがつけやすい構造に空間をデザインすることができるのも注文住宅の大きな利点です。
最近では日常の掃除を楽にする設備も充実しています。例えば特殊な表面加工を施して汚れにくくしている便器や、自動で水洗いしてくれる浴槽などがそれに当たります。そのような最新設備を導入して、清潔な状態が維持しやすい住まいにつくりあげることも考えてみてはどうでしょうか。

収納やレイアウト、設備の工夫で、片付けがしやすい家にすることができます。デザインで魅せるという側面と同じぐらい、快適な空間設計には大切な要素であるかもしれません。自由度の高い注文住宅で実現してみてください。