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間取りを考える
2017-09-19

建築家と二人三脚で
こだわりの注文住宅を作る

マイホームは、誰もが一度は夢見るもの。最近では意匠的なデザインや画期的な機能を持つ注文住宅が増えてきています。けれども、いざ注文住宅を依頼するとなると、自分で何を決めればいいか、またその選択が良いものなのか、さらにはどんな建築家を選ぶべきかなど、わからないことが多く、失敗してしまうことに不安を覚えることもあると思います。そこで今回は、建築家を選ぶ基準や、注文住宅を依頼するうえで知っておきたい情報を紹介します。

理想の建築家を選ぶには

建築家とは、建築物を設計、監理する人のことを指しますが、国家資格を有する建築士とは違い、正式な職業ではなく肩書きです。しかし建築士の資格を持つ専門家でないと建築家と名乗ることができないのは言わずもがな。建築士の中でもとりわけ意匠設計を得意とするのが建築家と考えて良いでしょう。

さて、このように建築家に依頼すれば終わりというわけではありません。建築家もそれぞれ実力や経歴はまちまちです。もしかしたら、あなたが初めての依頼者かもしれません。そのため建築家を選ぶ判断基準が必要になります。

まずは、建築士の資格を持っているか確認しましょう。ちゃんとした専門家であることが確認できたら、次は過去の実績を調べることが必要です。その建築家が過去に設計した住宅で、依頼者の望む住宅と条件の近い建物を実際に見ることで、その実力や自分の好みに合うかを判断することができます。

建築家と相談しながら作る、注文住宅3つのメリット

注文住宅というと「フルオーダー」と「セミオーダー」の2種類のタイプに分かれます。使用する木材や断熱材、間取り、デザインなど、建築に関わることすべてを一つひとつ依頼者が決めていくのがフルオーダー住宅です。わからないことがあれば、建築家と相談しながらより良い選択をしていくことが大切です。

そんなフルオーダー住宅を建てる上で、大きなメリットが3つあります。

一つ目は、こだわりのマイホームが手に入ることです。例えば、日本では手に入りづらい外国製の壁紙やタイルを使用したり、趣味の音楽を楽しむための防音部屋を作ったり、また子どもの成長を考えて部屋数が変更できる間取りを採用するなど、自分の好みや生活スタイル、また家族形態を考慮したこだわりを、可能な限り建築家が実現してくれます。

二つ目は、土地の形状を利用した住宅が建てられることです。特に東京に多く見られる狭小地や傾斜地は、形状は特殊でさまざま。本当に満足のいく住宅が建てられるか不安になるところです。しかし、そのような土地でも、建築家による豊富な知識と経験によるアイデアを参考にし、最大限に空間を有効活用させることが可能です。

三つ目は、必要な部分だけ適確にコストがかけられることです。土地の購入から住宅建設まですべてのことを依頼者自ら選択をしていきますが、最初から最後までこだわり抜く方は少ないかもしれません。ほとんどの方が、こだわらない部分というのがあり、例えば、床はフローリングであれば木材の種類は問わないというような場合、価格の安い複合フローリングを採用するなど、部分でコストのかけ方をコントロールすることが可能です。構造や材料知識、建築基準法、予算など総合的に見て判断をする建築家のアドバイスも参考にすると良いでしょう。

見落としがちな、注文住宅のデメリット

注文住宅は、自分の思い通りにできるという面で多くのメリットがある一方、デメリットもいくつか存在します。

まず挙げられるのは、当初の予算をオーバーしてしまう傾向があるようです。依頼者にとっては憧れの住まいであり、あれもこれもと熱が入りすぎてしまいがちです。設計や工事の変更で追加費用もかさみ、気がついたら見積もり額を超えていたということがよくあります。

その他にも費用面では、土地購入費や本体価格以外に、土地改良工事や、門扉やインテリア取り付け工事費用、屋外電気工事などの付帯工事費などで思わぬコストがかかってしまうこと、また建売住宅と比べてコストが高いというデメリットがあります。

注文住宅の場合、こだわりが強い分、資材の特注や高度な作業を有します。工期が長期化する欠点とともに、建売のように資材の大量生産や作業の合理化によるコストカットは見込めません。

このように信頼のおける建築家の選択基準を養い、注文住宅のメリット、デメリットを知ることで、より憧れのマイホームへと一歩近づくはず。一生の買い物なので、建てた後に後悔しないためにもしっかりと計画的に進めていきましょう。