LifeDesign Lab

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2017-09-12

タイプいろいろ
新居に合うキッチンの選び方

料理が趣味という人にとって、キッチンの設計は注文住宅をプランニングする際にもっとも重視するポイントとなるかもしれません。またそうでない人であっても、料理は毎日の生活に欠かせない家事ですので、使いやすいキッチンをつくることはとても大切。今回はさまざまなタイプのキッチンの特徴を比べながら、それぞれのメリット・デメリットを考えてみましょう。自分にあったキッチンプランの参考にしてください。

料理に集中できる壁付き、孤立感を感じない対面式

キッチンのデザインは、大きく「壁付き」と「対面式」に分けることができます。現在の主流は対面式で、注文住宅でもそれを希望する人が多くなっています。
対面式のメリットは、料理中に孤独感を味わうことがないという点です。料理はどうしても下を向いて手を動かす作業が多いのですが、対面式であれば、顔を上げればリビングでくつろぐ家族の姿やリビングで遊ぶ子どもの動きを見ることができます。コミュニケーションが取りやすい配置ですから、お客さんを招いたときでも料理をしながら会話をすることができますし、一緒に料理を楽しんだり、後片付けを手伝ってくれたりというケースも増えるでしょう。

対面式のデメリットを挙げるとすれば、設置にスペースが必要になる点。それほど広くないキッチンに設置すると、存在感がありすぎます。また開放的であるがゆえに、周りからの目を気にしなければならなくなります。おしゃれな対面式キッチンを保つためには、生活感を出さないよう、常に整理整頓しておかなければなりません。また油はねや匂いの面でも注意が必要です。

一方壁付きのキッチンは、周りを気にすることなく、集中しながら料理をつくることができます。本当に料理が好きという人が、この配置をあえて選ぶには、そんな理由があります。キッチンのスペース自体を壁で仕切り、クローズな空間にしてしまえば、料理器具や家電、食材などを隠すことができますし、生活感を出さないようにすることが可能です。
料理中にリビングにいる家族とコミュニケーションが取りづらかったり、子どもの様子を見ながらの料理が難しかったりといったマイナス面も加味して選択するとよいでしょう。

対面式には5つの種類がある

人気の対面式キッチンは、さらに「アイランド型」「ペニンシュラ型」「I型」「L型」「セパレート型」という5つに分類することができます。

アイランド型はその名の通り、LDKの中に島のように設置されたキッチンです。開放感はもちろん、キッチン周りの動きやすさが大きなメリットです。リビングやダイニングとの一体感もあり、料理中の孤立感はないでしょう。パーティーなどで、ワイワイと楽しみながら料理をすることもできます。

「半島」という意味のペニンシュラ型は、キッチンの片側が壁にくっついているタイプです。アイランド型よりも開放感や動線の使いやすさでは落ちますが、設置する空間の広さや間取りの制約を受けないため導入しやすいというメリットがあります。

ペニンシュラ型に似たタイプにI型があります。コンロからシンクまでが「I」の字のように横に並び、前にカウンターがあるセミオープンタイプのキッチンです。このI型は一般的な住宅でよく使われているタイプです。カウンターを高めにすることでキッチン側の手元を隠すことができ、水はねや油はねを防いだり、調理中の乱雑なキッチン周りを見せないというメリットがあります。

L型はキッチンをL字に設置したタイプです。コンロとシンクを離して設置し、広い作業スペースを確保しています。家族や友達と一緒に料理をするには、とても動きやすいレイアウトです。移動も楽なので、効率のよい作業ができるでしょう。デメリットは、コーナー部分がデッドスペースになってしまうこと。そこを収納などでどう活用するかが、選択のポイントとなりそうです。

セパレート型はシンクとコンロを別々に分けたキッチンです。開放感が得られるオープン型と、料理に集中できる壁付き型のメリットを合わせたキッチンともいえるでしょう。シンクとコンロの間で鍋を移動する際に水滴が垂れやすいなどのデメリットはありますが、それ以外は使いやすく、人気の高いタイプです。

このように、キッチンのタイプにはどれも一長一短があり、一概にどれがオススメかは言うことができません。キッチンに割けるスペース、一人で集中orみんなで一緒にといった調理スタイル、料理中でも目が離せない子どもがいるかなど、自分の嗜好や状況に合わせて選ぶことをオススメします。