LifeDesign Lab

Favorite Space
お気に入りの空間
2017-01-24

ガレージのある暮らしメリットも多い、ビルトインガレージ

自分の趣味を存分に楽しむことを目的のひとつとして、注文住宅を選ぶ人も少なくありません。例えば車やオートバイが趣味の人は愛車も家族と同じ。大切な愛車を安全に保管することができる「ビルトインガレージ」を持ちたいと思っている人も多いはず。住まいを最上級のお気に入りスペースにするために、ガレージのある暮らしを実現する注文住宅について考えてみましょう。

ビルトインガレージはメリットがたくさん

建物の中に設けた駐車スペースのことを「ビルトインガレージ」または「インナーガレージ」と言います。屋外と直結した一階部分を車のためのスペースとして割き、その分、居住のためのスペースを階上へ設けるケースが多いと思われます。「いつも愛車を眺めながら暮らしたい…」という方であれば、あえてガレージスペースのすぐ隣にリビングを配置して、ガラス越しに愛車が見えるように設計するなんていうこともあります。

いずれにせよビルトインガレージは、車を愛する人にとっては夢のような空間になることでしょう。しかしなかには「やってみたいけど、(自分ほど車が好きではない)家族が…」なんて懸念を抱く人もいるかもしれません。
注文住宅のプランニングでは、家族みんなの合意を得ることも大切。そこで「車好きだけではない!家族みんなに役に立つビルトインガレージ」というテーマで、メリットを挙げてみましょう。

① 雨の日にも安心
ビルトインガレージなら、雨の日の車への行き来が傘なしで、ほぼ濡れることなく行えるようになります。そのため天候を気にせずお買い物ができます。

② 大きな荷物の収納場所に
車を収めるスペースとしてだけでなく、キャンプ用品やサーフボード、DIY用品、防災用の保存食…といった、室内では場所をとって置きにくいものを、一箇所に収納するスペースとしても役に立ちます。

③ 愛車を安全に守る
車は、家族全員にとっての大切な財産。外に駐車していると盗まれたり、イタズラされてしまう危機があります。雨風もしのげる屋内へ駐車することは、安全対策にもつながります。

④ 庭に駐車スペースがとれない場合の対処法として
東京都心部などでは、広さの関係で敷地内に駐車スペースを設けることができないケースもあります。しかし別の場所に月極駐車場を借りるのも安くはない。そこで限られたスペースを有効活用し、敷地内にビルトインガレージを採用することで、敷地内に車を駐車することができます。

広さや動線を考えたプランニング

これらのようなメリットをアピールして、家族の同意を得ることができたら、憧れのビルトインガレージ建築に近づくことができます。次は実際のプランニングで注意すべき点を考えましょう。

① 車が安全に出入りできる場所に設ける
ガレージの中は安全だとしても、そこに入れる際に車を擦ったり、ぶつけたりする危険が高い立地では意味がありません。また、車の出入り時に周囲の安全確認がしづらい配置になっていると、歩行者や他の車両との事故にもつながりかねません。交通安全を最優先にしたプランニングが肝になります。

② 余裕をもたせた広さに
日本の普通自動車の平均的な車幅は、1.48~1.87m程度。しかしこれにギリギリだと、出庫・入庫はもちろん、ドアの開け閉めにも苦労しますし、感覚的にも非常に狭苦しく感じます。最低でも一台につき、幅は車幅の倍、奥行きは6mほど(乗用車の場合)は確保したいものです。

③ 居住スペースへの動線を工夫する
とかくガレージの内部にばかり気を取られがちですが、屋外に出ることなくガレージへ行き来できるようにしたい場合、その動線にも配慮してデザインするべきです。ガレージからリビング、玄関からリビングなど動線が悪くなると、家全体の使い勝手が悪くなります。この点については、実際のライフスタイルを考えながら設計士に相談してみましょう。

④ 照明・シャッターを工夫する
車を出し入れする際に、いちいち車を降りて照明やオーバースライドドア・シャッターを操作するのは面倒です。多少コストが膨らんだとしても、センサーをつけて自動化したり、車からリモコンで操作できるようにするとよいでしょう。

⑤ 換気に気をつける
ビルトインガレージは構造上、車の排気ガスやニオイがたまりやすい傾向にあります。そのため換気扇や窓を設置するなど、排気対策は十分に考えなけばなりません。

ビルトインガレージは、多くの車好きの憧れ。もちろん通常の建築よりも費用がかかるものではありますが、このようにメリットが多いのも事実。そして何より、毎日の生活にゆとりと楽しさをプラスしてくれるプランです。色々情報を集めながら注文住宅の計画のひとつとして、「ビルトインガレージ」加えてみてはいかがでしょうか。