COMPETITION REPORTS

都心の狭小2世帯住宅

2012-11-07

今回は、前回ご案内した都心の狭小住宅のコンペプレゼンテーションをレポートします。
さっそく各建築家のプレゼンテーションを見てみましょう。
1人目は、SOU建築設計室の清水先生です。


難しいと思われた施主様のご要望をほぼクリアしたプランニングとなりました。
1階はギリギリまでスペースを広げ、課題だったご両親スペースを目一杯確保しました。
2階はあえて南側に水回りを配したことで四角いLDKを実現。
その他、ご両親用の庭など、
ヒアリングの際の細かなご要望にもしっかりと応えてくれました。
1階のスペースの問題、2階の開放感を見事にクリアした、
お施主様ご満足のプランとなりました。
2人目は、小林真人建築アトリエの小林先生です。

基本的にはお施主様のご要望に添ったプランニングとなりました。
注目は外観デザイン。
外観パースからも伝わりましが洗練された外観デザインが際立ちました。
特にデザインを重視していたご主人様には好印象でした。
3人目は、後藤武建築設計室の後藤先生です。

これまでとは異なる、新たな可能性に挑戦したプランニングとなりました。
まず、地下室にご両親スペースを配置、1階に子供部屋、2階にLDK、
3階に主寝室という配置です。
「地下室が最も快適なスペースなのでご両親様スペースとして活用して欲しい」、
という設計者からの提案でした。
確かに1階は駐車スペースが必要なため、面積がかなり制限されてしまいますが、
地下室であれば1.5倍程のスペースが確保できます。
一般的な先入観として地下室は暗くてジメジメしているというイメーシがありますが、
ライトコートを設ければ充分明るい空間がつくれます。
階段の登り降りは必要となりますが、それを差し引いてもメリットに納得できる提案でした。
今回も、お施主様のご要望を予想以上に満たしたプランニング、
新たな可能性を提案するプランニングと、コンペの醍醐味を実感できるものとなりました。
次回以降は選ばれた建築家と打合せが進んで参ります。
狭小敷地での計画をお持ちお方は是非一度ご相談下さい。
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