COMPETITION REPORTS

あらゆる敷地の可能性や間取りの探求

2012-06-28

前回に引き続き、今回はコンペプレゼンテーションをレポートいたします。
ゆとりのある敷地に建築する2世帯住宅の計画となりますので、
各建築家の自由な発想が期待されます。
早速、建築家のプラン提案を見てみましょう。
◆ みやま建築設計事務所  三山先生




敷地を大きく利用したダイナミックな提案です。
2階の子世帯への玄関を1階の親世帯とは離れた場所に
階段で上がる2階玄関として設けました。
そうすることで2階のLDKや子供室の配置が他のプランニングと
大きく異なる提案となりました。
1階は外部との繋がりをうまく遮断した落ち着いた空間、
2階は外部との繋がりの強い空間となりました。
お施主様のご希望である親世帯と子世帯との適度な共有スペースは
子供室の前にオープンスペースとして確保しました。
◆ 松井大輔建築設計研究所  松井先生




ご要望を合理的にすっきりまとめた洗練されたデザインのご提案となりました。
ほぼすべての要望を無理なくまとめあげました。
実用性を兼ねた東側のバルコニーが外観のアクセントとしても印象的です。
◆ Link Architects 一級建築士事務所  津藤先生




1階、2階のLDK位置を合わせた、一見単調な間取りとなりますが、
階段スペースを境にして、西側と東側の棟のフロアの高さが半階ずつ異なる、
スキップフロアの提案となりました。
スキップフロアにより2世帯住宅の抱える親世帯と子世帯の
「程よい共有」を実現しました。
今回も様々なご提案、アイデアが提案されたコンペとなりました。
2世帯住宅の考えは親世帯、子世帯の関係性により、お施主様によって大きく異なります。
そのお施主様に合わせた家族間の関係性をどのように形づくるか、解決するかは、
まさに設計力を問われる作業となります。
2世帯住宅をご検討の方は、是非一度ご相談ください。
建築家と創る家ならベルクハウス

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