Designer's Plan

2019-09-13

Materials That Unite Style

上質なマテリアルが織り成す表情のある住まい

 賃貸マンションで暮らしていたMさまご一家。子供たちの成長に加え、事業用の倉庫スペースの確保が必要なため、新たに戸建て住宅を新築することにした。現在の住まいの近くで土地を探したが、都内でも屈指の人気を誇る住宅地。2年越しで探し当てた。やや間口が狭いが、形が整い、広さも40坪ある。
ご夫婦とも、仕事柄インテリアデザインには詳しい。知り合いに建築家もいるが、ベルクハウスの建築家コンペ方式に興味を持った。3人の建築家のプランが見られるのは魅力的だ。限られた間口の土地で、ビルトインガレージと倉庫と住宅の玄関をいかにプランニングするか、それぞれのアイデアを見たかった。

プレゼンテーションされたプランはいずれも魅力があったが、ガレージ横に玄関へと進む独立したアプローチを設けた案に惹かれた。倉庫の面積も十分だ。さらに家族が集う2階のLDKも、巧みに設計されていた。「プライバシーを確保しながら、同時に明るく開放的な場所にしたかったのですが、そこをうまく考えてくれたと思います」とご主人。窓の外にバルコニーを設けて壁を立ち上げるダブルスキンの手法で外からの視線を遮りながら、同時に室内から見たときの広がりを演出している。「バルコニーを設けたことで外部空間とのバッファーができ、逆に視覚的なゆとりが生まれています。普通ならぎりぎりまで室内の床を広げるのではないでしょうか。さすがに建築家だと思いました」とご主人。
グレーのタイルをベースに木のルーバー天井や木製ブラインドがアクセントになったLDK。建て主と建築家の美しい共同作品だ。

東京都目黒区M邸